Safe Exam Browser(SEB)は、試験中にほかのアプリケーションやウェブサイトの利用を制限する、試験専用のウェブブラウザーです。WisdomBaseでは、試験レクチャーへのアクセスをSEBに制限できます。対応端末はPC(Windows、Mac)です。
SEB連携はオプション機能です。ProctorWis Connectのスタンダードプランのご契約が必要です。SEBを設定する試験では、ProctorWis Connectのインカメラによる監視、または新しいタブ検知を有効にします。
目次
[1] .sebファイルを作成する
[2] .sebファイルを登録する
[3] エラーページに案内リンクを設定する
[4] 試験レクチャーにSEBを設定する
[5] 受験者に案内する
[6] 受験者の操作の流れ
[7] .sebファイルを変更・削除する
[1] .sebファイルを作成する
.sebファイルは、起動時に開くページや、受験中に許可する操作を設定するファイルです。SEBの公式ツールで作成します。SEB本体と設定ツールは、Safe Exam Browserのダウンロードページから入手できます。
主な設定項目
以下はWindows版の設定項目です。試験の運用に合わせて設定し、完成した.sebファイルをWisdomBaseに登録します。
| 設定画面・項目 | 内容・設定方法 |
|---|---|
| General > Start URL | SEB起動時に開くページです。WisdomBaseのトップページまたはログインページのURLを指定します。 |
| General > Administrator password | SEBの設定編集を保護するパスワードです。WisdomBaseのログインパスワードとは別に設定します。 |
| General > Allow user to quit SEB | 受験者によるSEBの終了を許可します。試験中の終了操作にも適用されます。 |
| General > Quit/unlock password | SEBの終了操作などで求めるパスワードです。使用する場合は、試験終了時の伝え方も決めておきます。 |
| Exam > Use Browser Exam Key and Configuration Key | チェックを入れます。WisdomBaseが登録済みの設定内容と照合するために使用します。 |
| Config File > Use SEB settings file for... | 「starting an exam」を選択します。ファイルを開いたときに、その設定でSEBを起動するための保存方法です。 |
| Config File > Settings password・暗号化用の証明書 | .sebファイルを暗号化する設定です。WisdomBaseに登録するファイルでは、パスワードを空欄、証明書を「None」にします。 |
| Applications | 試験中に許可・禁止するアプリケーションを設定します。 |
| Network > Filter | アクセスできるURLを制限します。使用する場合は、WisdomBaseのほか、利用する認証サービスや監視機能に必要なアクセスも許可します。 |
SEBの終了方法は、試験の運用に合わせて決めます。終了を許可し、終了用パスワードを設定する場合は、受験者が解答を送信した後に終了できるよう案内します。
Windows版3.10.2での作成・保存手順
- 「SEB Configuration Tool」を開き、「General」の「Start URL」にWisdomBaseのトップページまたはログインページのURLを入力します。
- 「Exam」で「Use Browser Exam Key and Configuration Key」にチェックを入れます。
- 「Config File」を開き、「Use SEB settings file for...」で「starting an exam」を選択します。
- 暗号化用の証明書は「None」を選択し、「Settings password」と「Confirm settings password」は空欄にします。
- 「Save Settings As...」をクリックし、保存先と.seb拡張子のファイル名を指定します。
- 「No Encryption Credentials Chosen」が表示されたら、「はい」をクリックして暗号化なしで保存します。
- 「Saved Settings Purpose」が表示されたら、「OK」をクリックします。
パスワードや証明書で暗号化した.sebファイルは、WisdomBaseに登録できません。
空欄にするのは「Settings password」と「Confirm settings password」です。設定編集用の「Administrator password」や、終了用の「Quit/unlock password」とは異なります。
macOS版や別のバージョンでは、保存画面や形式が異なる場合があります。Mac版では「Use Browser & Config Keys (send in HTTP header)」にチェックを入れます。各設定の詳細は、Windows版マニュアルまたはmacOS版マニュアルをご参照ください。
[2] .sebファイルを登録する
.sebファイルは組織に1つ登録できます。WisdomBase管理画面 > サイト > CRM連携設定 を開きます。
- 「Safe Exam Browser連携設定」の「接続設定」をクリックします。
- 確認画面の「設定する」をクリックします。設定が作成済みの場合は「設定を変更」をクリックします。
- 「.seb 設定ファイル」から、作成した.sebファイルを選択します。
- 「設定を保存する」をクリックします。
登録すると、ファイル名と登録日が表示されます。
登録画面から元のファイルをダウンロードすることはできません。受験者への配布や再登録に使用するため、.sebファイルを保管してください。
[3] エラーページに案内リンクを設定する
SEB以外から試験にアクセスしたときのエラーページに、インストール方法や.sebファイルの使い方を案内するリンクを設定できます。設定は任意です。
- WisdomBase管理画面 > サイト > CRM連携設定 を開き、「Safe Exam Browser連携設定」の「設定を変更」をクリックします。
- Safe Exam Browser連携設定の確認画面で「設定を変更」をクリックします。
- 「SEB以外アクセス時のエラーページの設定」の「リンクテキスト」と「案内ページ URL」を入力します。
- 「設定を保存する」をクリックします。
リンクは、リンクテキストと案内ページ URLの両方を入力すると表示されます。多言語対応を有効にしている場合は、言語ごとに設定できます。空欄の言語には、デフォルトの設定が表示されます。
[4] 試験レクチャーにSEBを設定する
.sebファイルを登録したら、対象の試験レクチャーでSEBを設定します。先に、試験レクチャーの編集画面で、左メニューの「監視機能の設定」からインカメラによる監視を有効にするか、「禁止行動の設定」から新しいタブ検知を有効にして保存します。受験開始前の本人確認だけでは、SEBを選択できません。
- WisdomBase管理画面 > コース一覧 > レクチャー設定 より、対象の試験レクチャーの編集画面を開きます。
- 左メニューの「アクセス制限の設定」をクリックします。
- 「Safe Exam Browser (SEB) のみに制限」で「PCのみ許可(Windows / Mac)」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
条件を満たしていない場合、「PCのみ許可(Windows / Mac)」は選択できず、選択できない理由が表示されます。
SEBを設定した試験では、インカメラによる監視と新しいタブ検知の両方を無効にして保存できません。SEBを使用しなくなった場合は、先にアクセス制限の設定を変更します。
受験中のユーザーがいる試験レクチャーでは、アクセス制限の設定を変更できません。
[5] 受験者に案内する
SEBのインストール案内や設定ファイルの配布には、メールやレクチャーなど、運用しやすい方法を使用できます。
試験レクチャーの前に資料レクチャーやテキストレクチャーを用意し、事前説明と、インストーラー・.sebファイルのダウンロード先をまとめて案内する方法を推奨します。受験者が試験前に確認できるよう、以下の内容を掲載します。
- SEBのインストーラーのダウンロード先とインストール方法
- WisdomBaseに登録した設定内容の.sebファイル
- 使用する画面の台数や、起動前に終了が必要なアプリケーションなどの利用条件
- 試験終了後にSEBを終了する方法
インストーラーのダウンロード先には、SEB公式のダウンロードページなどを案内します。.sebファイルは資料レクチャーに添付して配布できます。テキストレクチャーでは、.sebファイルをzip形式にまとめて添付する方法もあります。案内用のレクチャーは、通常のウェブブラウザーで試験前に閲覧できるようにします。
[6] 受験者の操作の流れ
受験者は、通常のウェブブラウザーで設定ファイルを取得してからSEBを起動し、SEB内で試験を受けます。
受験前の準備
- 通常のウェブブラウザーで試験前の案内用レクチャーを開き、説明を確認します。メールなどで案内された場合は、その内容を確認します。
- 案内されたダウンロード先からインストーラーを取得し、受験するPCにSEBをインストールします。
- 主催者から配布された.sebファイルをダウンロードし、PCに保存します。
- zip形式の場合は展開し、.sebファイルを取り出します。
- 編集中のファイルを保存し、主催者から指定されたアプリケーションを終了します。画面の台数なども、案内された条件に合わせます。
SEBの起動から試験開始まで
- 配布された.sebファイルを開きます。SEBが起動し、設定されたWisdomBaseのページが表示されます。
- SEB内でWisdomBaseにログインし、対象のコースから試験レクチャーを開きます。
- 試験の案内を確認し、「開始する」をクリックして画面の案内に従って進みます。カメラやマイクへのアクセス許可を求められた場合は許可します。本人確認が設定されている場合は、本人確認を行ってから受験します。
解答の送信とSEBの終了
- 解答を終えたら、試験画面の終了操作を行い、画面の案内に従って解答を送信します。
- 試験が完了したことを確認してから、主催者が案内した方法でSEBを終了します。
終了操作が許可されている場合は、WindowsではCtrl+Q、Macではcommand+QでSEBを終了できます。終了用パスワードを求められた場合は、主催者から案内されたパスワードを入力します。
解答を送信する前にSEBを終了しないでください。試験の終了操作と、SEBを閉じる操作は別です。
[7] .sebファイルを変更・削除する
設定内容を変更する場合は、登録済みの.sebファイルを削除してから、新しいファイルを登録します。変更作業は試験の実施期間外に行います。
- SEBのみに制限しているすべての試験レクチャーで、SEB以外のアクセス制限に変更します。
- WisdomBase管理画面 > サイト > CRM連携設定 を開き、「Safe Exam Browser連携設定」の「設定を変更」をクリックします。
- 登録済みファイルの「削除」をクリックし、確認画面で「削除する」をクリックします。
.sebファイルを削除すると、エラーページの案内リンクも削除されます。
新しいファイルに変更する場合は、続けて以下の操作を行います。
- [2] .sebファイルを登録するの手順で、新しいファイルを登録します。
- 案内リンクを使用する場合は、[3] エラーページに案内リンクを設定するの手順で設定し直します。
- 各試験レクチャーのアクセス制限を「PCのみ許可(Windows / Mac)」に設定します。
- 新しい.sebファイルを受験者に配布します。